前回は、キャシュバック上限5%のUOB One Cardというカードを紹介しました。
今回は、OCBCというUOBに並んでシンガポール3大銀行の一つとされるOCBC銀行の 363 Credit Cardを紹介します。こちらの還元率も上限6%とメリット大です。
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OCBC 365 Cardの仕組み
OCBC365を上手に利用するには以下の3つの条件を認識する必要があります。
カテゴリーごとのキャッシュバック率
還元率は使用した内容によって異なります。
Dining 6%
Groceries 3%
Transport 3%
Online Travel 3%
大まかに言うと、Diningはファーストフードを含むレストランなどでのカード利用。Groceriesはスーパーでのお買い物。Transportはタクシー利用。Online Travelは航空券やホテル予約をオンラインで行い支払うことです。
上記の通り、レストラン・外食でのカード利用がダントツで還元率が高いです。
一定額以上利用しないと優遇キャッシュバック率は適用されない
上記で説明したカテゴリーごとの還元率は優遇還元率とされ、この還元率を受けるにはカテゴリーを問わず800SGD/月の利用が条件になります。
例えば、Dining 700SGD, Transport 80SGDでトータル780SGD/月利用した場合、優遇還元率ではなく、0.3%のキャッシュバックのみになってしまいます。
キャッシュバックの上限金額は80SGD/月
OCBC 365 Cardのキャッシュバックの上限金額は80SGD/月と、UOBの最高還元額100/月よりも若干劣りますが、他と比較して条件の割りに高い還元を得やすいカードです。
メリット・デメリット
メリット
ダイニング6%と高いキャッシュバック率
このカードの一番のメリットは6%とレストラン・外食利用で高いキャッシュバックを期待できることに尽きます。もっとも効率的な利用方法は、外食・レストランのみで1,333SGD/月利用して、上限である80SGD/月のキャッシュバックを受けることです。
年会費が免除の条件が緩い
シンガポールのクレジットカードはだいたい年会費がかかります。OCBC 365の場合、この年会費は192.6SGDです。しかし、初めの2年間は自動的に年会費無料です。それ以降は、年間10,000SGD(月平均830SGD)以上の利用で、年会費が無料となります。
OCBC 365の優遇還元率は800SGD以上の利用で得られるため、優遇還元率を受けれる人にとっては、このハードルは低いと言えます。
デメリット
カテゴリー制限
UOB One Cardと違って、カテゴリーごとに還元率が変わる点は使用目的ごとにカードの利用を考える必要があり面倒です。
OCBC 365 Cardが向く人 ・向かない人
向く人
レストラン・外食店の利用が多い人です。それ以外のキャッシュバック率は、あまり他のカードと変わらず、魅力は高いと言えません。
向かない人
月に800SGD以上の利用がない人。優遇キャッシュバック率は、月800SGD以上利用して初めて適用されるため、それに届かないのであれば、このカードの恩恵を得ることはできません。
まとめ
私は会社の飲み会での精算などを行うことが多く、一度OCBC 365 Cardで支払って、後日、回収することが多いです。私のように外食でカードを切ることが多い人にはオススメできるカードです。一方で、外食等以外での消費が多い人にはあまりキャッシュバック率が高くないので、前回紹介したUOB One Cardの方がカテゴリーを問わず還元を受けれるため向いていると言えます。
私は、月3000SGDぐらいをカードで切ることが多いため、UOB One Cardをメインカード、2000SGD/月を超える部分をOCBC 365 Cardで支払うといった使い分けをしています。