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シンガポール国債 SSBの早期解約方法

前回、SSB(シンガポール セービングボンド)への投資方法を紹介しました。今回は、一度投資したSSBを早期解約(償還)して、現金化する方法を説明します。

 

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早期解約ペナルティーがないことがSSBの最大のメリット

直近1年のSSBの金利は2%~3%前後で推移しています。このある程度高い金利を得れることは、もちろんSSBの大きなメリットなのですが、SSBの真のメリットは早期解約が簡単にできることです。

一般的に、債券投資で最も怖いのは金利の上昇です。例えば、SSBに年間2.5%の金利で投資をしていて、マーケットの金利が5%まで上昇したとします。その際、SSBを満期の10年後まで解約できないとすると、これは大きな機会損失です。現金を持っていればマーケットで5%で運用できる中、SSBが現金化できないため2.5%の運用を続けなければいけないからです。

実際、SSBは、早期解約が比較的自由に行える商品です。以下で説明しますが最短で、解約依頼をしてから6営業日後に現金が手元に戻ってきます。そして、SSBを保有していた間の金利はもちろん受け取れます。解約にかかる手数料は一律2SGDのみです。

実際の早期償還方法

それでは実際の早期償還(解約)方法について説明します。

解約は、SSBを申し込んだ銀行のオンラインバンクで依頼をかけることができます。

解約の受付は、解約月の前月の第1営業日から最終第4営業日までに、オンラインバンクにて申し込む必要があります。

そして解約月(翌月)の第2営業日に現金が受け取り利息と一緒に銀行口座に振り込まれます。

最終第4営業日に解約の申し込みを行えば、翌月の第2営業日に現金化と比較的スムーズに解約できます。デメリットは、もし 最終第4営業日を過ぎてしますと1ヶ月以上たたないと現金化できないのが少しネックかと思います。

まとめ

SSBの上手な利用方法はとりあえずの現金の避難場所だと思っています。金利が上がるようであれば、解約して、金利の高くなったら、新しいSSBへ再投資する。現金が必要なタイミングですぐに引き出せ、預けてる間は比較的高い金利(2%~3%)を得れることが、SSBのメリットです。

そしてSSBを最もうまく利用できるのはシンガポール居住者でなく、日本にお住まいな方だと考えています。次回はこの点を解説します。

 

 

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