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シンガポール国債 SSBは日本人に向く投資商品!

前回は、シンガポール セービングボンド(SSB)の解約方法を紹介しました。

今回は、SSBのメリットを得やすいのはどういった人かを開設したいと思います。

 

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 シンガポール国債 SSBへの投資が向く人

ズバリ以下の2つのタイプが、SSBに投資することでメリットを得やすいと考えています。

①シンガポール居住者で、まとまった金額を安全資産にて運用したい方

②日本にお住まいな方(特に以前シンガポールに住んでいた方)

それでは以下解説していきます。

 

シンガポール国債 SSBへの投資が向く理由

まとまった金額を運用したシンガポール居住者

SSBのメリットの一つは預けれる資産の大きさです。1人あたり最大200,000SGD(1,600万円)まで預けることがでいます。以前に、シンガポールの普通預金金利で3.88%といった高金利の商品を紹介したが、この優遇金利が適用されるのは75,000SGDまでです。この金額を上回る預金いついては、わずかな金利しかつきません。他の銀行も似たような商品がありますが、優遇金利が適用される残高には限りがあります。

 

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この上限を超える現金の置き場所としてSSBはオススメです。シンガポールの格付けは、AAA+(S&P)と世界最高ランクの格付けを有しており、安全資産としては申し分ない商品です。

私も、以前紹介した優遇金利が適用される預金にお金を置いています。そして、優遇金利適用残高を超えた部分を、SSBで運用するようにしています。

日本にお住まいの方

 次にオススメなのが日本にお住まいな方です。SSBはシンガポール国外に住む外国人も投資可能です。SSBの管理を行っているシンガポールの中央銀行(MAS)に、直接確認したところ、シンガポール国外の投資家も購入可能と回答をもらいました。ホームページにも購入可能者として"Foreigner"が入っていました。

日本国債は10年国債であっても利回りは、ほぼ0です。それに比べてシンガポール国債は2~3%程度の金利がつきます。そしてシンガポール国債の信用力は、日本の国債よりも高いです。低金利の国に住む日本人とってSSBは魅力的な投資商品と言えそうです。

日本居住者がSSBを購入する時の問題点

SSBの購入にあたって、現地シンガポールに銀行口座を開く必要があります。近年、銀行口座の開設は難しくなっており、日本に住む日本人がは、シンガポールの口座を開くのは難しいようです。HSBCなどは香港など他の国に口座を持っていれば、シンガポールHSBCでも口座を開きやすいようですが、他の銀行は受付をしないと聞きました。

しかし、このハードルを難なくクリアできるのは、元シンガポール居住者です。シンガポール在住期間に銀行口座を作り、帰国後も口座を維持してSSBへの投資を行えば、投資のハードルは一気に下がります。

私も、日本帰国が決まればSSBに預ける金額を増やそうと思っています。なぜなら、シンガポールの銀行の優遇預金金利は、シンガポールのクレジットカードの利用や、給与受け取り口座に指定するなど、シンガポールに居住していないと条件を満たさないからです。そのため日本帰国後は、現在、預金口座に置いている現金もSSBに移した方が高い利回りを期待できます。

まとめ

今すぐにSSB購入に興味がない方でも、CDP口座をセットアップしておくのはいかがでしょうか。将来、日本に戻った場合でも比較的簡単に日本では得られない利回りを得る選択肢が増えると思います。

今回で、一旦SSBシリーズはおしましです。