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今回はシンガポールの政府債であるシンガポール セービングボンド(Singapore Saving Bond、以下SSB)を紹介します。
以前、高い預金金利口座を紹介しましたが、そう言った優遇レートが付与される残高には上限があります。UOBでは75,000SGD(約600万円)迄です。この上限を超える資産の保有先を検討している中で見つけたのが、今回紹介するSSBです。また、SSBは条件を満たせばシンガポール居住者以外も投資できます。
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シンガポール セービングボンド(SSB)とは
シンガポール政府証券の1つと定義されており、裏付けはシンガポール政府によって保証されています。毎月発行されており、購入機会は1ヶ月に1度です。適用金利は発行の際に決定され、期間は一律10年(ただし早期償還可)。適用金利は1年ごとにステップアップして上昇します。よって、長期保有する方が高い金利を得れます。
以下おさらいです。
発行者: シンガポール政府
発行頻度: 毎月
期間: 満期10年(早期償還可能)
適用金利①: 発行の際に決定
適用金利②: 金利はステップアップ式で上昇(以下は2019/1のSSBの金利です)
証券所に上場されていない
国債と異なり証券所に上場されておらず、トレードできません。なのでキャピタルゲイン・ロスが発生することはありません。償還はいつでも申請可能で、基本的に償還依頼を行った翌月に償還できます。
少額から購入可能
500SGDから購入可能なため、手軽に始められます。また購入手数料は1回につき2SGDと低コストです。償還にかかるコストも同様に2SGDと気軽に始め、金利が上昇したタイミングで償還して、高い金利のSSBへの乗り換えが可能です。ちなみに投資上限額は一人あたり200,000SGD(1,600万円)までです。
シンガポール セービングボンド(SSB)のメリット
手軽に高金利を得れること
500SGDから投資でき、かつ手数料も2SGDとかなり低いです。そして、2019年1月に発行が発表されたSSBの1年目の金利は1.98%、満期まで保有した場合は2.20%と相応に高い金利が得れます。
早期償還のペナルティーがないこと
2SGDの手数料を払えば早期償還できます。そして、償還までの間の金利も払われるため、かなり流動性の高い資産として扱えます。金利が上がれば償還して、新しく出た金利の高いSSBの乗り換えればいいですし、株式へ移し変えも償還すれば自由度を持って行えます。
まとめ
安全資産、自由度を持たせたい資産の置き所してSSBは、低コストの割に2%前後の金利を最短1ヶ月の投資から得れるため魅力的ではないでしょうか。
100,000SGD(約800万円)をSSBに預ければ、1ヶ月で165SGD(約13,000円)、1年間で1,980SGD(約158,000円)と円預金と比べ物にならない金利がつきます。そしてシンガポール居住者は金利収入に非課税です。
次回は、SSBへの投資するにあたっての口座の設定など解説します。
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